アカウントが凍結された!!!!

令和一年、5月27日。会長は朝8時に目覚めた。いつものようにトイレでもなく、歯磨きでもなく、いの一番にツイッターを開く。ツイ廃の朝は早い。個人アカウント、自分で建てたサークル「早稲田エロ漫画研究会」のアカウントのTLをくまなく見るのが毎日の日課だ。しかしどういうことだろうか。エロ漫画研究会の画面に行ってみると「エラー」の文字が浮かんでいる。「このアカウントは現在凍結されています」。あ、最悪だ。使用停止処分だがね。何か悪いことをしただろうか?全く身に覚えがない。メールをチェックするとツイッターからメールが来ていた。何々?「プロフィールがhatefulだから凍結したよ!」だって?

 
どうやら純真無垢な青い鳥さんは当会の名前でもツイートの内容ではなく、プロフィールの画像が気に召さなかったらしい。用いていた画像は以下の通りだ。

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ご存知、ゾンビランドサガのキャラクター、星川リリィちゃんだ。「TERF」とはトランスジェンダーに対する差別扇動を行っている人たちのことである。なぜ、日本のアニメのキャラクターが「TERF」に対して中指を突き立てているのかといえば、星川リリィの本名は「まさお」であり、海外ではトランスジェンダーのかわいいアニメキャラとしてみなされたようなのだ。そこでネットユーザーがこうした画像を作ったわけだ。

この画像はイギリスの議会でも好意的に取り上げられていた。日本でのトランス差別言説に暗澹たる思いを抱いていた会長はこの画像をプロフィールに使っていた。本来は、差別に反対する目的で作られた「hateful」というよりも「heartful」と呼んだほうが良い画像である。

こうした経緯があり、会長はこの画像が「hateful」だからと凍結を食らったことに困惑した。「hateful」なのはTERFのほうじゃねえか!!!

というか、いつも検閲に対する嫌悪感は隠していなかったようなアカウントなので、それが検閲されたことにはびっくりした。まるで、去年の早稲田祭で実行委員会が「タテカン規制反対」(早稲田大学の文学部と文化構想学部が入るキャンパスのタテカンが排除の憂き目にあったのでそれに抗議するもの)と書かれたタテカンに「このタテカンを撤去します」というシールを貼った時と同じような状況だ。

そんなこともあり、こちらとしては何も悪いことはしていないので即刻抗議文を送信した。ツイッターは電話での対応をしていないらしい。しかも返信には2、3日かかるとのこと。前々から企画していた5月30日のBL読書会に間に合わない!!!!なのでいつも大学生活用で使っている個人アカウントを連絡窓口にすることにした。面倒なお仕事である。

凍結が解除される確率は高くはないのだろう。そうなったらイベントの告知はできないなぁとか、今までつながってきた人たちとのつながりも切れちゃうなぁとか最悪な状況を考えている。あぁ、早くアカウントを返せ。